俳句塚

繙巻録2009年月日

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   心の傷玉葱の傷玉葱の傷    詠人知らず
                          (初出句)

昨日のつづき。夢の中の句(作った句の意)として、パソコン上の自句を検索すると、
 「象の耳に蟻しっかりとしがみついている(前書:夢の中で作った句)」(1994年)というのも出てきました。これなどは俳句と呼べる代物ではないですが、少し推敲(例えば、「象の耳蟻しがみつく肢を固め」とでも)すればと思うが、よくならないか。まぁ、駄句ではあっても埋もれさせるのは可哀想なので、ここに載せて「句塚」としたい。
 「句塚」という発想は故中村苑子さんの発案と思う。その出典は現代俳句協会誌「現代俳句」(昭和62年1月号)所収のエッセー「偶感」による。因みにこのエッセーは、永田耕衣、藤田湘子と三氏同時掲載で、一年間連載されるという、今考えれば凄いことになっています。中村苑子の「偶感」から一部引いて確認しておきます。

 見事なまでに選抜された佳句ぞろいで構成された句集を拝見すると、時に、その陰で篩い落とされた膨大な量の俳句の身の上を思いやることがある。
 そのような落ちこぼれの悲運を嘆いている俳句が、私の手許にも溜まりに溜まって大きな手箱に溢れている。
 作句に難渋した折り、落とし物でも探がすような期待で取り出してみるのだが、たまにフレーズを拾うことはあっても、所詮は句屑、何ほどの役にも立ったことはない。
 捨ててしまおうと思いながら未練がましく、というより哀れな気がして、決断がつかないでいるが、俳人のみなさんはどう処置されているのであろう。
 広島県の府中というところに琴造りの名人といわれる人がいる。桐の木を用材とするので、桐の木霊(もくれい)を供養するため、手がけてきた数々の桐はもちろんのことで、ひろく世界中の桐の種まで集めて桐塚を建て、朝に晩に供養の礼を欠かさないという。〈中略〉
 俳人も、日ごと、俳句を量産しながら、ついに活字ともならずに、陽の目を見ることのない俳句を打ち捨てておくのは、言霊に対して冒涜瀆な行為であるかもしれない。
 脾肉の嘆を託っているそうした俳句のなかから、代表的な一句を選び出し、各人が持ち寄って、句塚を建ててはどうであろう。〈後略〉


となっています。
 さて、冒頭掲出の句だが、昨日の初夢に出てきた句です。夢の中の句会の不明な人物による作品なので、「詠人知らず」としたが、よく考えれば、その夢を見ていたのは私で、私の頭脳によって出来た句とも言えるわけで、自作としてもいいのですが、夢の中の不明なる作者に敬意を表し、自句とはしないことにしました。09/1/5 6時35分擱筆。
 夢と俳句に関しての若干の過去記事はこちら


   戦后ああ坂口安吾の堕落論  高島茂

   湯しま天神坂上眺望雪の景  高島茂

 題詠シリーズ第15巻「坂」(1991年10月刊)より2句。これを入れて掲載済み数10句(全77句)。(これまでの題詠シリーズ1〜9についてはリンク先の左のメニュー欄のタグにある「題詠シリーズ」を番号毎にクリックすると御覧になれます。)

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 昔(室町時代頃から)、六日年越し(むいかとしこし)という行事があったそうだ。この習わしの発祥はさらに遡ると思われるが、正月7日を七日正月といい、その前日を年越しとして祝う行事で、今でも一部地域で残っているそうだ。季語として新年に分類されているが、もちろん、現在の陽暦の正月ではない。陰暦の正月で、節分や立春頃(陽暦2月)のことで、豆撒きや鬼遣らいとも通低する。ちょっと時季は早いが、今日は「あたゝかに六日年越よき月夜」(大場白水郎)という句のように、暖かな日和なった。はたして美しい月夜になるのかどうか。

去年の今日の記事興味のある方はご高覧の程。(比較するとけっこう面白い?)

画像はGIFアメ(複数の画像が一定の秒数ごとに変わる設定)。撮影時刻は午前中の随時。カメラはRICOHのCaplioR7(2008年3月19日より)。
先日、量販店に行ったついでにカメラ売り場をのぞくとCaplioはすでにR10にグレードアップしています。そろそろかなと触手が動きかけていますが、R7は直ったばかり、もう少し使い込むことに。


「こよみのページ」1月
日の出入り 月の出入り(神奈川県横浜時・国立天文台天文情報センター暦計算室より)及び 潮位表(気象庁 潮位表より)は上記のリンクを参照されたし。


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過去の一週間毎の静止画像を下記のURLからご覧いただけます。
2009年1月4日〜1月10日
2009年1月1日〜1月3日

2006年9月26日より2008年12月31日までの静止画像は
こちら←から。

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我が陋屋を「風胡山房」と名付けて、。毎朝、遊歩人として、浜辺を観察して、筆名結城音彦で日乗&小説&エッセイを発表しています。

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